晩秋にロマンといろどりを

第54回おびひろ菊まつり

第54回おびひろ菊まつり

開催日時
2023年11月1日(水)〜 11月5日(日)
9:00 ~ 17:00※初日のみ10:00~※最終日は16:00まで
会場
とかちプラザ(アトリウム、ギャラリー、大集会室)
北海道帯広市西4条南13丁目1
主催
帯広のまつり推進委員会
入場無料
会場の駐車台数には限りがございます。 公共交通機関をご利用の上お越しください。 菊まつり来場のみを目的とする、近隣商業施設への駐車はご遠慮ください。

会場図

会場案内

とかちプラザ 
北海道帯広市西4条南13丁目1

会場図とかちプラザ1F

昨年の様子をのぞいてみよう!

第53回おびひろ菊まつりで「菊」の魅力に迫ってみた!

イベントスケジュール

第54回おびひろ菊まつり

11/1(水)

開会式

10:00~10:40
  • 帯広のまつり推進委員会(会長)挨拶
  • テープカット
  • 菊花展表彰式
  • オープニングコラボレーションパフォーマンス
    出演/小室聡美(書道)×藤原志津花(ピアノ)

開会式

オープニングコラボレーションパフォーマンス
「書と音楽のインプロビゼーション(即興)」

【書】小室 聡美(こむろ さとみ)

【書】小室 聡美(こむろ さとみ)

1985年 北海道音更町出身
奎星会所属
奎星会無鑑査会員(2017~)、毎日書道展会友(2022~)

帯広柏葉高等学校書道部に所属し、塩﨑艸、八重柏冬雷 に師事。
古典から前衛まで幅広い書の表現方法を学ぶ。
高校卒業後より奎星会おびひろに所属。
保健師、2児の母となった後も、前衛書やダンスなどの芸術活動を継続。
招待作家として「TOKACHI書2021」「2023第1回未来につなぐアーティスト~北の構図展」に出展する他、個展も数回開催。 2022年、保健師を卒業しアーティスト活動に専念。
舞×書×いけばなの融合芸術表現グループ「メルトアーティスト翡翠」を結成し、前衛書を舞台演出・パフォーマンスに活用した舞台芸術「KAGURA公演」に出演する他、暮らしに溶け込むアートとしてインテリア書やアート書Tシャツの作成等、新たな書表現に挑戦中。
同年、書道および舞踊の実績より十勝文化団体協議会文化新賞を受賞する。
「いま、ここ」を大切に感じること、心が動くことを大切に、前衛書を中心とした制作・表現活動を続けている。

  • 2008 第57回奎星展 奎星賞
  • 2016 第65回記念奎星展 奎星賞
  • 2017 第69回毎日書道展 秀作賞
  • 2021 第22回「宇野雪村賞」全国書道展 新温泉町議会議長賞
  • 2021 第62回北海道書道展 秀作賞
  • 2022 第63回北海道書道展 秀作賞
  • 2022 第23回「宇野雪村賞」全国書道展 奎星賞
  • 2022 十勝文化団体協議会 文化新賞(書道・舞踊)

他、毎日書道展、奎星展、北海道書道展等にて入賞入選多数

【ピアノ】藤原 志津花(ふじわら しづか)

【ピアノ】藤原 志津花(ふじわら しづか)

1966年 北海道帯広市出身
ジャズピアニスト

音楽教室 Music Space“ANGEL”主宰。
ジャズピアノをメインに道内外で活動中。
またブライダル、各種イベントにてハープ、ピアノ、オルガン演奏も行っている。
現在、JAZZ SPOT B♭M7にてレギュラー出演。

アトリウムコンサート

11:30~12:00
ピアノコンサート
出演/藤原志津花
13:00~13:30
和×洋コラボRera(レラ)コンサート
出演/赤部里美(フルート)、
佐々木千里(ピアノ)、加藤恵理奈(三味線&民謡)
14:00~14:30
ピアノコンサート
出演/佐々木千里(ピアノ)
15:00~15:30
ピアノとヴァイオリンコンサート
出演/和光憂人(ヴァイオリン)、長尾崇人(ピアノ)

アトリウムコンサート

11/2(木)

アトリウムコンサート・イベント

11:00~11:30
菊〇✕クイズ
出演/帯広菊花同好会
12:00~12:30
ハワインアンフラ
出演/マカラプアフラスタジオ
13:00~13:30
大道芸
出演/パフォーマー RUI
14:00~14:30
歌謡ショー
出演/水森あかり
15:00~15:30
合唱コンサート
出演/フライデーコーラス

アトリウムコンサート・イベント

11/3(金)

アトリウムイベント

10:00~10:30
昭和歌謡ショー
出演/楽団楽唱
11:00~11:30
民謡コンサート
出演/加藤流三絃会 加藤博、加藤恵理奈
12:00~12:30
フルートとギターコンサート
出演/grazie95(グラッチェ95)
高橋哲夫(フルート)、加藤茂樹・中村吉昭(ギター)
13:00~13:30
歌謡ショー
出演/春日ゆうじ
14:00~14:30
民謡コンサート
出演/石黒会Muじょんキッズ
15:00~15:30
お琴演奏
出演/山茶花琴の会

アトリウムイベント

11/4(土)

アトリウムイベント

10:00~11:00
小学生書道展表彰式
13:00~15:00※進行具合により時間が前後することがあります。
高校生書道パフォーマンス
出演/帯広柏葉高等学校、帯広三条高等学校、帯広南商業高等学校
帯広北高等学校、芽室高等学校、幕別清陵高等学校
※帯広緑陽高等学校、音更高等学校、帯広大谷高等学校は作品出展のみ。

アトリウムコンサート

11/5(日)

アトリウムイベント

9:30 ~ 10:00
トークショー(JICAせかいのともだち)
出演/JICA研修員など
①11:00~12:00
②13:30~14:30
モノマネ歌謡ショー
出演/何ン田研二
12:30~13:00
ぬまっちの健康体操
出演/沼口奈美子

アトリウムイベント

約3000鉢の菊を使用した立体感のある総合花壇

「第54回おびひろ菊まつり」(帯広のまつり推進委員会主催、帯広菊花同好会共催)が11月1日から5日まで、5日間の日程で、帯広市内のとかちプラザで開かれます。
メインとなる総合花壇は菊のドレスをまとった女性の像を製作。帯広市の姉妹都市であるアメリカ・スワードからも交流団が参加し、国際色豊かに展開します。
菊ファンだけではなく、多くの一般市民が楽しめるイベントについて、帯広菊花同好会の髙井信夫会長に祭りへ向けた意気込みを聞きました。

髙井信夫会長
帯広菊花同好会
髙井信夫会長

驚きの花のアート:菊で紡ぐ色鮮やかな菊ドレスの世界

Q. 今年はどのような総合花壇になるのでしょうか。

SNSの普及を反映してか、昨年来場者から「写真の撮れる撮影スポットがほしい」という声が多く寄せられました。 スプレー菊は白や黄色のほかに、中間色など、さまざまな色の種類があります。今年は約3000鉢の菊で色鮮やかなドレスを作り、 ドレスをまとった女性の像を製作します。立体感のある総合花壇は、これまでにない試みで、見る人を必ず驚かせます。 ぜひ美しく迫力のある総合花壇を見に来ていただき、いい写真を撮っていただきたいと思っています。

60年の絆:帯広とスワード市の姉妹提携と菊まつりの交流

Q. 会長自身、国際交流にも長く携わっていると聞きました。

はい、私はスワード市と姉妹提携を結ぶ準備段階から携わっています。もう60年近くも前のことです。
当時、帯広出身でアラスカの水産物を日本に輸出していた方と連絡を取り合い、姉妹提携に漕ぎつけました。今年の夏にもスワードへ行って交流してきました。その時に、10月末にスワードの市民が帯広に来られることが決まっていたのですが、菊まつりの直前に帰国してしまうスケジュールだったので、急きょ滞在の予定を延期してもらい、菊まつりに参加してもらえることになりました。

菊の国際交流:日本と欧米の菊文化の絆とスワード市長賞のプレゼンター

Q. 菊はアメリカでも人気があるのですか。

日本の菊は室町時代に中国から入ってきました。当時は天皇家でしか育てられない高貴な花でした。日本で改良された菊はやがて欧米にも波及して改良され、枝が分岐した中輪の「スプレー菊」が逆に日本に入ってきたという経緯があります。
欧米でも人気のある花ですが、日本の菊まつりで見られるような大輪の菊はめったになく、スワードの人たちも驚くと思います。
今年の菊まつりでは「スワード市長賞」のプレゼンターをスワードの人が務めます。どんな菊が彼らの目に留まるのか、楽しみです。

国際的彩りの菊まつり:伝統と新しい交流の融合

Q. 展示やステージイベントについて。

そちらも国際色豊かに展開します。私は菊まつりの実行委員長という立場ですが、帯広市国際親善交流市民の会、十勝インターナショナル協会の代表も務めております。今年は国際交流機構JICA北海道の協力を得て、東南アジアやアフリカの民族衣装や楽器なども展示します。ステージイベントもさらにスケールアップし、地元の人たちのクラシック音楽の演奏や歌謡ショー、 合唱のほか、JICAの方たちもお国自慢や民族舞踊を披露していただく予定です。このほかにも高校生たちの書道パフォーマンス、生け花の展示、また4年ぶりの開催となる「野点」も復活し、日本の伝統文化に触れていただけます。

菊の情熱と未来:帯広の伝統と新たな展望

Q. 菊まつりへ込める思い。

菊まつりは全道各地で開催していましたが、あちらこちらで中止になっています。菊を育てるのは4月から10月まで、毎日の作業が必要で、少しでも手を抜けばうまく咲いてくれません。それだけ大変なのです。でも思い通りに育ってくれればこれほどうれしいことはありません。ぜひ多くの人に興味、関心を持っていただきたいと願っています。
昨年の菊まつりが大好評で、「帯広ではまだ菊文化が息づいている」と実感しました。今後は菊だけではなく、食に関するイベントや家族、3世代で楽しめる総合的な祭りに発展させられたらと思っています。