クチコミ
おばあちゃんの家
孔雀庵は民家風というより『民家』そのものです。
かと言って旧家と呼べるほど古い造りの家ではなく
ちょっとひと時代前の、言うなれば『おばあちゃんの家』です。
居間と床の間にテーブルが並んでいて
満席になると「おそばやさん」というより親戚の集まり風に感じる。
「あれ?セットを頼んだっけ?」
そう思うくらい小鉢が付いてくるメニュー
床の間の上座で少々違和感を感じながらお蕎麦をたぐっていて思い出したのが
小さい頃の夏休みに良くおばあちゃんの家へ泊まりにいったことです。
「たくさん食べなさい」
それはもう食べきれないくらいごちそうを作ってくれてそれはもう嬉しかった。
いくつになっても「そんなガリガリじゃダメだよ」たくさん食べさせようとする。
もう、そんなに食べられる年齢じゃないよ…と思いつつおばあちゃんの味に身を委ねる。
おばあちゃんは季節に詳しい 旬に通じている
「身土不二(しんどふに)」
自分と自分の生まれた土地は切り離せないということ
自分の生まれ育った土地の食材が自分の身体に一番良いという解釈にも通じる。
土地の食材をふんだんに食べることのできる十勝は
やっぱりとてもすばらしいのです。
気がつくと
食べきれそうもないと思っていた丼は、すでに空になっていました。
おばあちゃんの大盤振る舞いみたいな「ごぼう天そば」がおすすめです。
2015/03/24 12:57
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