小さな国語塾のつぶやき
「自分で気づく」ことが大切
教える側の立場として、生徒の成績が上がる、生徒が本当に理解しそれを自分のものにしたと分かった瞬間、というのが一番嬉しい。先日中学2年生のT君が、「詩」に関する四択問題で惜しいミス。アかイで迷った末の間違いだったので、×になった瞬間に彼はすぐに正しい答えを書きこんだ。紛らわしい問いだが、正しい答えを導くためのコツは「対比」部分に着目するということに気付いてほしかったのでしばらく時間をおいてから何気なく「そういえば、昔こんな練習をしたのを覚えてる?」と切り出した。その瞬間に「覚えてます、あ、そうだ~。さっきの問題ですね。」と一瞬にして相手が何を言わんとしているかを理解したT君。さすがである。「自分で気づく」ということが本当に「分かった」ということで、「分かったつもり」というのは「理解した」とはならない。
2014/04/20 09:19
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