小さな国語塾のつぶやき
逆視点の諺
「先んずれば人を制す」に対して「駄馬の先走り」、「渡る世間に鬼はなし」に対して「人を見たら泥棒と思え」、「善は急げ」に対して「急がば回れ」といったように諺には逆の意味を持つ物が多い。つまり、一面的な視点を別の諺が補ってくれる。日めくりカレンダーなどに一日一話的に諺が印字されているものがある。ありふれたような諺でも、それを朝、胸に刻みつけて行動することによって多面的な視点での行動がとれるかも。諺に限らず、詩や言葉でもよい、忙しい毎日、先人達の教えにちょっと心を傾けてみると気持にゆとりができるだろう。
2014/05/13 02:46
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