小さな国語塾のつぶやき
生徒に教えられたこと
一応、生徒に教えるという仕事をしているが逆に生徒からたくさんのことを教えられることが多い。先日では文字通り「生徒から教えてもらった」ことが二つある。一つは昔話の代表格である「浦島太郎」の結末。太郎は最後に玉手箱をあけてしまい、おじいさんになったが結末だと思っていたのだが・・・。なんと鶴になって亀の化身である乙姫様と結婚して末永く暮らしたとか。そういう逸話も残ってるんだと知りびっくりするやら、なるほど「鶴と亀」「鶴千年亀万年」というし・・・と妙に納得。二つ目は、精神科医であり歌人でもあった斎藤茂吉の妻の輝子は「猛女」と呼ばれていたということ。茂吉の息子である茂太(精神科医、作家)のエッセイで輝子が個性的な性格だったというとは知っていたが「猛女」という異名を持つとは・・・。ちなみに茂吉の孫であり北杜夫の娘である、斎藤由香は「猛女とよばれば淑女」というエッセイ集を出しているので、近々読んでみようと思う。生徒のおかげで本当に勉強になる日々。
2014/06/21 02:58
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です