小さな国語塾のつぶやき
論理的理解
「うちの子は本が好きで小さいころから読んでおり、手紙もたくさん書きます。でもなぜか国語の点数がいまいちパッとしません」という声を聞くことがある。なぜか?一言で言うとエピソード的理解はしているけれど、意味的、論理的理解をしていないからだ。学校の教科で言うと、国語はだいたいにおいて、エピソード的理解によるが、算数、数学は意味的理解でないと分からない。本好きで、物語ばかり読んでいる少年少女が、しばしば数学を苦手とするのこういう事情がある。日常生活において好きな本を読んで想像の世界に入り物語をあじわうことは素晴らしいことだが、国語の問題を解くときには思考を「論理的」に切り替える必要がある。そのためには段落に番号を付ける、文と文との関係を矢印でつなぐなど問題文をどんどん汚しながら読み進めるとよい。少々慣れが必要だが。
2014/07/06 03:38
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です