小さな国語塾のつぶやき
職業病?!
人間の脳とは可塑的というべきか、都合の良いように出来ており、強く意識していることに対してなんらかの反応をする。例えば通勤、通学電車内で寝てしまっても必ずと言っていいほど自分が降りるべき駅名のアナウンスだけは聞き逃さない(経験者は語る!)。また、ドイツ文学を研究している学者が、作家トーマスマンについて必死で考察を練りながら街を歩いていると、あるレストランに「トーマスマン」という言葉を見つけてびっくりした。が、よく見ると「トーマスマン」ではなく「トマトソース」という表記だったという話を本で読んだことがある。自身も7月6日付の朝日新聞の小見出しをちらっと見たときに、「揺らぐ国語」というタイトルが目に入ったので張り切って別刷りの紙面を読もうとしたのだが、実は「揺らぐ国籍」という特集だった。がっくりきたが、「国・・・」という言葉に対して「国語」と結び付けてしまうのは、ある意味職業病?!まあ、人様に害はないのでよしとしよう。
2014/07/08 01:50
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