小さな国語塾のつぶやき
オノマトペ
オノマトペとは「擬音語」と「擬態語」を包括的に指した言葉である。日本語では擬音語と擬態語を合わせて「擬声語」と呼ぶことがありこれがオノマトペに当たる。特に日本語はオノマトペの種類が多く、その重要性は高い。もしそれを使用せずに情景を表そうとすれば、より多くの言葉を必要としてしまうだろう。例えば「雪がしんしんと降り続く夜」を「しんしん」を使わずに表現するならば「雪が静かに絶え間なく降り続く夜」といった具合になるか?比べてみればわかるように、同じ意味でもオノマトペを使って表現するほうが少なくともわれわれ日本人にとってはしっくりとき、情景が頭にイメージしやすいのである。ただし、森鴎外や三島由紀夫のように、オノマトペを忌み嫌った文学者も一部には存在する。が、小中学生は小難しい表現よりもオノマトペをつかって文章を書くほうが生き生きとしたイメージがわき出るような作品になること間違いなし。
2014/07/14 12:57
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