めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
「れる」「られる」
「着れない」「寝れなかった」という言葉を聞くと異和感はないだろうが、書き言葉としては実はおかしく、正しくは「着られない」「寝られなかった」となる。前者のいわゆる「ら抜きことば」は、言葉の乱れとして取り上げられる典型。では、どうやって正しい使い方を見分けるか?紛らわしい時には、命令の形にしてみて最後が「ろ」になる場合は、「られる」がつくと覚えるとよい。「食べる」は「食べろ」なので、「食べれる」とは言わない。「食べられる」が正しいのである。この方法ですべてを見分けられるわけではないが、ほとんどの場合に有効なのでぜひ確かめることお勧めする。ちなみ今日のこの文章全体に「られる」の言葉が複数使われているので要チェック。
2014/07/24 02:45
-
「バクる」も「られる」になりそうです(^-^)でも、命令形は「れ」。よく考えたら、食べるの命令形も「食べれ!」でも使っているのを聞きます。訛りですかね?
例)景品の引換券を持っていったけれど、お店が閉まっていてバク(ら)れなかった。2014/7/24 08:32 返信
-
-
「ら」抜き言葉は間違い というお話がよく聞かれますが
言語学的には、効率的なので、間違いではないと思うのですよ
「石を投げられる」では、受け身なのか可能なのかがわかりません
「石をなげれる」では、可能
「石を投げられる」では受け身 こうして使い分けることで
言語というのはより効率的に、効果的に進化していくんですね!
言語って生き物みたいで、不思議ですよね〜!2014/7/24 11:09 返信
-
-
ちなみに!
同じように「全然〜ない(否定)」が正しいから
「全然〜ある(肯定)」は間違っているという説がありますが
かの夏目漱石は「全然〜ある(肯定)」を著書の中で何度も使用しています
この「全然」の問題は、時代ごとになんどもリバイバルしているんです!
「新しい」も「あらたしい」が変化して今の言葉になりましたし
「正しい言葉」というものは、そもそもとても曖昧なものなんですね!2014/7/24 11:10 返信
-
スポット@めむr国語専門塾 → ヒデ@マニュさんへの返信
コメントありがとうございます。バクる・・・。奥が深いですね~。「食べれ」?!初めて知りました!!!「食べ」(命令形)は関西ではよく使いますが。いやはや本当に勉強になります。
2014/7/25 09:37 返信
-
コメントありがとうございます。そうなんですよね~~~。昔の文豪って意外と「え?」という表現を使っていることが多く、専門家の間でも「これは意図的?」「それとも間違い?」と議論が分かれますね。数学の定理などと違って言葉の「正しい」というのはあいまいですね。
2014/7/25 09:40 返信
-
コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、まさに「言語は生き物」のようですね。だからこそ愛着がわきます~。
2014/7/25 09:42 返信
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です