小さな国語塾のつぶやき
息抜き
「鈴屋」と聞くと、料亭?旅館?呉服屋さん?と思い浮かべるであろうが、実はこれは本居宣長の自宅二階にある書斎の名まえ。本居宣長とは江戸時代の偉大な国学者で、国学の発展に多大な貢献をしたことで知られる。彼は、古事記を研究して解読に成功し「古事記伝」を著し、「源氏物語」中にみられる「もののあはれ」という日本固有の情緒こそ文学の本質であると提唱した。鈴をを愛好した宣長は書斎の床の間の柱に掛鈴を吊り下げ、執筆活動の息抜きにそれを鳴らして音色を楽しんでいたという。そして宣長はこの書斎を「鈴屋」(すずのや)と名づけた。医師でもあった宣長が多忙であったのは想像に難くない。そんな彼と比べること自体がおこがましいが・・・夏休みは土日関係なくほぼ毎日仕事があったのだが、ようやく今週末は完全オフになったので息抜きに出かける予定。というわけでブログは一日お休みし、火曜日から再開予定。講うご期待?!
2014/08/18 15:02
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