小さな国語塾のつぶやき
去る者追わず・・・
日本の作家の中でノーベル文学賞の最有力候補と見なされている村上春樹さんは対談で、作家になった理由を尋ねられた時に、兵庫県で育ち東京で学生時代を過ごしたことに触れ「東京に引っ越し、(関西弁から標準語に)話し言葉を変えた」と述べた。「これは非常に大きな変化だった。関西に住み続けていたら、小説を書くことはなかっただろう」と振り返り、環境の変化も作家になることに影響したことを示唆した。(読売新聞より)逆に、直木賞作家の黒川博行氏は関西弁を守ることにより自分の作品の味わいを確立している。環境変化が人を成長させる可能性があるのは事実だが、変えていい環境と悪い環境がある。どちらがよいかは試してみなくては分からない。新学期が始まり、新しい環境を求め、当塾を足がかりにほかにステップアップするのもよし、当塾で勉強をという人も大歓迎。去る者は追わず来る者は拒まず。
2014/08/27 19:08
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