小さな国語塾のつぶやき
志能便
6世紀ごろ、聖徳太子が「志能便(しのび)」という忍者のような者を使っていたと忍術書に記されている。聖徳太子は一度に10人の話を聞くことができたと言われているが、それは事前に志能便によって情報を集めていたためともいわれている。真偽のほどはともかくとして、物事をきちんとスムーズに行うためには「事前準備」「聞くこと(きちんと耳をかたむけること)」が大切なのは間違いないというエピソードだと思う。どんなに優秀な人、天才的に見える人でも何も努力せずに地位を確立したり、技術を身につけたわけではない。凡人にとっては「出来る人は元々生まれつき・・・」とつい思いたくなるが、元々の気質才能+努力ということを肝に銘じておきたいものだ。
2014/08/29 10:54
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