小さな国語塾のつぶやき
目にはさやかには見えねども
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」(現代語訳 秋が来ているのを目にはっきりと見ることはできないけれど、風の音で秋の気配を感じて驚いた)は古今和歌集にある一首であるが・・・。ふとこの句が「国語の能力」と共通する部分がある?!と勝手に解釈をした。国語の能力というのは一日勉強したからといってすぐに身につくものではなく、はっきりと身についたとはなかなか実感できないが、気がついたら解けるようになっているものなのだ。他の科目だと公式や決まりを覚えた瞬間に今まで解けなかった、知らなかった問題をスムーズに解くことができるようになるが、国語に関しては「解き方の決まり」を習ったとはいえすぐに完璧に使いこなせない。それなりに訓練が必要だが、必ず必ず「気が付いたら出来てた」となるので自分を信じて前進あるのみ。
2014/09/25 01:40
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