小さな国語塾のつぶやき
稽古
「稽古」の「稽」とは「考える」という意味があり、「稽古」とは「古の道を考える」ことであり、古書を紐解いて古人の教えを学ぶ、それが「稽古」の本来の意味だ。安土桃山時代から戦国時代に活躍した茶家、千利休も「稽古」の何たるかを喝破している。「稽古とは一より習い十を知り十よりかへるもとのその一(稽古というのは、初めて一を習う時と、十まで習い元の一に戻って再び一を習う時とでは、人の心は全く変わっているもの。)」この言葉は真理をついていると思う。稽古すればするほど新しい課題が見えたり、発見があり、だからこそ楽しく、稽古が続くのである。十までに習うまでは正直言ってつらく面倒くさいという心が起きるのだが、それを乗り越えると必ず何かをつかめると信じて日々精進
2014/10/05 02:55
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