小さな国語塾のつぶやき
指示語2
「指示語が指す内容を答える場合、指示語の代わりに、指示内容を入れてみて文章がつながればよい」ということを6月16日に書いた。ところが、指示内容が分かったとしても指示語の代わりにあてはめてもつながらない場合がある。例えば次のような問題。本文「現実世界にはいろいろなものが存在する。しかし、それがあらわす言葉を知らないと・・・」問「それ」はどんな内容を指していますか?小学高学年や中学生ぐらいだと「それ」が直前の「現実世界にはいろいろなものが存在する」を指すのは分かるだろう。が、このままの文を「それ」の代わりに入れてみるとおかしな表現になる。なぜならば、「それ」は名詞なのにで指示内容は名詞ではなく動詞で終わっているからである。では、どうすればいいか?指示内容の部分を文節に分けてバラバラにし、それらを並び変えればよい。今回の場合、答えは「現実世界に存在するいろいろなもの」となる。
2014/10/09 01:49
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