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「農民である。画家である」

神田日勝(1937-1970)は東京・練馬の生まれ、戦時疎開で十勝の鹿追町に移住し、開拓営農のかたわら独学で油彩画を制作。全道展会員・独立展会友として、全道展・独立選抜展等に出品。病を得て32歳で急逝。没後最後の完成作『室内風景』が北海道立近代美術館に収蔵され、戦後洋画史に一時代を画した新具象の画家として定位された。神田日勝記念美術館では、初期の痩せ馬を描いた『馬』から、克明描写期の『ゴミ箱』、『飯場の風景』、そして色彩に開眼した『画室』『人と牛』等の連作を経て、原点回帰ともいえる『馬(絶筆・未完)』にいたるまで、その代表的な作品群を常設。併せて素描、関連資料を展示し、画家の画業を辿る構成になっている。

2016/04/13 11:38

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