こんにちは ケラアンです(=´ω`)ノ
曖昧な空模様が続いていますね。
でも極端に気温が下がるわけでもなく、厚みを増していく景色の緑に夏の予感がします。
この季節になると郊外の路肩や河川敷、あるいは町中でも背が高く大きな葉の植物が目立つようになってきます。それが「オオイタドリ」というタデ化の植物です。
幹は太いのですが竹のように空洞で、葉は人の顔よりも大きくて、管理の行きとどかない郊外の路肩では群生して道にかぶさるように傾いている事があります。(; ̄_ ̄)
外国では、侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) 選定種の一つに登録されているそうですよ。
(その中にはワカメも入っている。食習慣の違いなんだなぁ…)
19世紀に観賞用としてイギリスへ輸出されましたが旺盛な繁殖力で在来種の植生を脅かす外来種となり、コンクリートやアスファルトを突き破るなどの被害も出ている。
そんなに悪い植物なのかと驚きますが、ネットで検索するとイタドリ使用の体質改善サプリメントがずいぶんヒットしてくる。漢方や民間薬としても使われたそうなので体に良い成分も含まれているのかもしれません。
「タデ食う虫も好きずき」ということわざもありますが、他の植物と比べても不思議と虫食いが少ない。
でも全くというわけでもなく虫食い跡の激しいイタドリの葉もあるものです。
昔、おばあちゃんに頼まれて、畑の脇に立つオオイタドリの葉を採りに行ってきたことがありました。
何に使うのかなぁ…と思っていたら、漬物の樽を開けて葉を中に敷き詰めながら
「これを敷いておくと虫が食わないんだよ」と教えてくれた。虫も食わない葉も利用法もあるんだなぁ…
【イタドリ】
(虎杖・痛取 Fallopia japonica)タデ科:多年生植物
北海道西部以南の日本、台湾、朝鮮半島、中国に分布する東アジア原産種。
別名:スカンポ・イタンポ・ドングイ。
オオイタドリは、イタドリに似るが、葉の裏側がやや白っぽいことで区別される。名の通り大型で、高さは3mに達する場合もある。葉も倍ほど大きい。イタドリ同様、若い茎は食用になる。
若い茎は柔らかく、山菜として食べられる。茎や葉が分かれる前の、タケノコのような形のものを折って採取し、皮をむいて使用する。生でも食べられ、かつては子どもが道草途中に囓っていた。有機酸を多く含むため酸味がある。シュウ酸も含まれるため多少えぐみもあり、大量摂取すると健康への影響も考えられる。
冬になって地上部が枯れた頃に根茎を採取し、天日乾燥させたものを虎杖根(こじょうこん)といい、緩下作用、利尿作用があるとして民間薬に使われる。また、若葉を揉んで擦り傷などで出血した個所に当てると多少ながら止血作用があり、痛みも和らぐとされる。これが「イタドリ」という和名の由来でもある。
戦時中、タバコの葉が不足した時にイタドリなどを代用としてタバコに混ぜたことがあった。インドや東南アジアではイタドリの葉を巻いたものを葉巻の代用としている。 (ウィキぺディア 「イタドリ」の項抜粋)
切り取った茎の両端に切り込みを入れ、しばらく水に晒しておくとたこさんウィンナーのように外側に反る。中空の茎に木の枝や割り箸を入れて流水に置くと、クルクル回るイタドリ水車という遊びを昔の子どもたちが楽しんだそうだ。
(=´ω`)ノ文献によるところだと虫の食べないものを人間は食べるんですね。
じゃぁ!イタドリ食べられるんですね? …ということでやってみました。
オオイタドリの芽の天ぷら!
芽の切れ目はヌルヌルしていて少し粘りがありますが、炒めもの天ぷらが簡単に食べられるそうです。
それでは「実食!」
うーん…不味くはないぞ。思ったよりもクセがありません。
調べでは酸味があるとのことですが天ぷらにしたためなのか、ほとんど感じないですね。天つゆにつけてサクサク食べられます。
食用植物の本を読むとイタドリのほか、家庭菜園の悩みの雑草であるスベリヒユやスギナも食べられる植物として載っていました。
でも…スギナはいいや…(; ̄_ ̄)/
【山菜料理の美味しいとんとんスポット】
◎桜風庵 たなか
季節の山菜・野菜の天ぷらでおもてなしいたします。
◎手打ちそば まつはし
他店に無いごまだれ、山菜キムチなど、ランチも大変人気です。
◎ラーメン寶龍 大通店
帯広寶龍でしか食べられない”きのこラーメン”や”山菜ラーメン”を食べに来てね!!
◎糠平温泉ホテル
源泉かけ流しの温泉宿で、宿主が渓流や湖で釣った川漁や、大雪の山々で取れた山菜、きのこ類を沢山使った自慢の料理が満喫できます。
(注)各店、オオイタドリの芽の天ぷらは、出していないかもしれませんw
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