北海道立旭川美術館
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デンマーク・デザインの魅力 織田コレクションと旭川
フランス近代絵画と珠玉の珠玉のラリック展
19世紀半ばから20世紀初めのフランスの美術界では、伝統的な価値観と革新的な美意識のせめぎ合いの中で次々と新しい美の潮流が生まれました。当時の主流は、神話や宗教、歴史を題材に伝統的な美を追究した美術アカデミーの画家たち。この流れに反発して誕生したのが、パリ郊外の農村風景を描くバルビゾン派や、ありのままの社会の姿に目を向けた写実主義、太陽の移ろいで変化する自然の色彩をとらえようとした印象主義の画家たちなどでした。その後、社会の近代化が進むにつれてより独創性豊かな表現へと向い、強烈な色彩を用いたフォービスムの画家なども登場。やがて芸術の都にはさまざまな国から芸術家たちが集り、彼らはエコール・ド・パリと呼ばれるようになりました。
本展では、こうした時代を彩った画家たちの作品を紹介するとともに、20世紀初めのアール・デコを代表する工芸家、ルネ・ラリックのガラス作品もあわせて展示。ダヴィッド、ドラクロア、ミレー、コロー、クールベ、ルノワール、ユトリロ、モディリアーニ、藤田嗣治(レオナ-ル・フジタ)など、47作家96点を通してフランス近代美術の精華をお楽しみいただきます。 出品作品はすべてオフィスコーヒーや介護、リゾートなど幅広く事業を展開しているユニマットグループの所蔵。本展は同社のコレクションを一挙に公開する全国初の巡回展でもあります。せひこの機会に知られざるコレクションの数々をご覧ください。
2018/05/03 16:32
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