北海道立旭川美術館
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デンマーク・デザインの魅力 織田コレクションと旭川
描かれた女たち 女性像にみるフォルム/現実/夢
日本では、明治以降、西洋美術との出会いによって絵画における人体表現が大きくかわります。科学的に対象をとらえることや、陰影法など立体感を表す描法を学んだこと、また、理想的身体像としてのヌードの表現を知り、さらには絵画とはなにかという西洋近代的な概念を受容したことなどがその理由にあげられるでしょう。近代以降、多様な女性像が生み出されてきました。
本展では、藤島武二、萬鉄五郎、梅原龍三郎ら近代絵画の巨匠から、奥谷博、絹谷幸二、中山忠彦ら、現役で活躍する作家まで76点の女性を描いた絵画を紹介します。幼い少女、若い女性、花嫁、母と子、現実のモデル、理想化された女性像。さまざまな作品を、身体美に注目した「フォルム」、実際の女性の存在を描いた「現実」、画家の想像力による理想を表現した「夢」の3章に分けて展示します。それぞれの作品から、女性像の魅力を感じていただければ幸いです。
2018/07/25 09:32
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