北海道立旭川美術館
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デンマーク・デザインの魅力 織田コレクションと旭川
北海道150年事業 NATURE&ART 木をめぐる美術
木は、私たちが自然から受け取る重要な恵みのひとつです。とりわけ広大な森林を有する北海道においては、長い歴史をもつアイヌ民族の文化のなかではもちろん、明治以降に発展した工業のなかでも、木は多彩な用途に用いられてきました。入手や加工が容易なだけでなく、木目の美しさや芳香、材となってなお放たれる強い生命感といった特徴が工芸家や美術家たちの想像力を刺激し、今日においても魅力ある木の造形が数多く生み出されて続けています。
木の造形をコレクションの柱としてきた道立旭川美術館では、北海道150年を記念して、「木」をテーマとした展覧会を開催します。本展では、当館のコレクションを中心に伝統工芸や家具、クラフトなどの木工芸から、現代美術までの幅広い木の造形を展示し、自然の恵みによって育まれたその技と表現を紹介します。なかでも旭川出身で、大木を用いたダイナミックな造形で全国的にも高く評価される砂澤ビッキ(1931-89)については、札幌芸術の森美術館や音威子府村のエコミュージアムおさしまセンター(砂澤ビッキ記念館)などが所蔵する作品を展覧するほか、昨年度当館が新たに購入した7点を初めて一般に公開します。
また本展では、1978年以降に砂澤が拠点とした音威子府村や、北海道おといねっぷ美術工芸高等学校についても取り上げ、その活動の様子や魅力を紹介します。
2018/09/13 16:59
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